おブログさま: お手軽な「子連れ自転車ツーリングキャンプ用テント」を再考

このブログを始めるきっかけは、「小学校4年生の長男と一緒に自転車でツーリングキャンプに行く」でした。キャンプ未経験者だった筆者がWEBで情報集めてアレコレ妄想してはお安い道具を買い集め、そしておかげさまで何回か自転車ツーリングキャンプに行く事ができました。

そこで得た経験を加味して、改めて【お手軽に始めたい子連れ自転車ツーリングキャンプ用テント】というテーマを再考してみたいと思います。なお、考察にはかな～り主観が入っています（笑）のでご勘弁下さい。また誤情報ありましたらご教授願います。

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では最初に条件から... もうこの時点で主観バリバリなんです。

【価格】
重要ですよね価格。小さなテントは1,000円くらいから10万円以上するのまで色々とあります。でも「お手軽に始める」がテーマなので、入手しやすい価格帯で検討します。まあ2～3回の外食を犠牲にしたとして、12,000円あたりを上限にしましょう。

【重さ】
「子供と一緒に行く」というテーマなので、運搬時に荷物の分散ができます。結構子供も運んでくれるんですよ（笑）。キャンプに行く前は「3Kg位が限界かな...」と思っていたのですが、実際やってみますと4Kg弱まであっても何とか運べそうです。なのでこの重さを目安に。

【インナーテントの広さ】
子供と二人並んで寝るのに、幅130cmくらいは欲しいです。また結構大切なのが高さでして、120cmを超えると２名で寝ていても息詰まる感じがかなり軽減されます。

【前室】（→テントの土間的な部分です）
全く無しでもキャンプできるのですが、雨天に調理するには必要ですし、野良猫や野生動物に食材や生ゴミを漁られないように退避させたり等。また、夜や早朝に前室で湯を沸かしてカップスープ飲んだりするのが結構楽しいんです。なので前室は必要で広いほど良いと思います。

【収納サイズ】
自転車で運べるサイズを考えると、デカイのはNGです。最初は「長手方向40cm程度が限界かも...」と思っていましたが、コンパクトチェアと一緒に自転車のキャリアに縛り付ければ、長手方向で60cm程度まではいけそうです。

【防滴性能／結露対策】
当然高いほうが良いですね。でも「子連れツーリング」は雨天中止です!!（事故の可能性上がるし、かわいそうだし）　なのでにわか雨や短時間の雷雨を防げる程度でOKとします。また結露でテント内がびっしょりというのは嫌なので、通気性が考慮されており、フライあり（2重構造になっている）というのにします。

【その他】
海外製であっても日本の商社がきちんと取り扱っているものにします。「初期不良であっても修理できませ～ん」なんて目には合いたくないですしね。（でもヤフオクに中国直輸入の面白いのが結構ありますが...）

対風性能...というのでしょうか？ガイドロープがあって風に強い設置ができるのは大切です。まあでも天候同様で強風の日は行かないと割り切って、ガイドロープの有無に関係なく選定します。

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で... 上記の条件で考えて... 今、筆者が買うなら、これかな～というものをピックアップしてみました。各商品の画像はAmazonのバナーからご覧になってください。

【キャプテンスタッグリベロツーリングテント（M-3119）】

■重量：3.1Kg
■室内寸法：幅210cm×奥行き130cm×高さ125cm
■前室寸法：幅210cm×奥行き30cmの三角形が前後2室
■収納寸法：径16cm×長さ40cmの円柱状
■特徴：
・安いわりに天井が高くて、結構広く感じます。
・天頂部にベンチレーションが2個付いており通気性が良いです。
・インナーテントは出入り口が前後2個あり、双方とも開放／メッシュ／クローズが選べますので、気候・気温に応じてセッティングできます。
■問題点：
・防滴性能は対水圧600mmと低いです。
・ガイドロープがありません。強風下で設置するとテントがスッ飛んでしまうのでやめた方が良いでしょう。
・前室が狭いです。
■参考URL：
・メーカー製品紹介→ココ
・ユーザーレビュー→ココ

<<筆者の意見>>

・こちらに筆者のレビュー記事ありますので参考にして下さい。

・天井が高いので広く感じ、子供と2名で寝るのに丁度良い大きさです。

・防滴性能が低いのですが、3mmくらいの雨天で使用してもインナーテントに雨が浸みる事はありませんでした。年に1回くらい防水スプレーを吹いてメンテナンスしてあげましょう。

・前室は狭いので、靴/ザック置き程度と思ってください。雨天下での料理は湯沸し～ラーメン程度なら何とかココでできます（テント焦がさないようご注意下さい）。
・値段が安いので、初めて購入するテントとしては良いと思います。

【CROSTER（クロスター）ツーリングドームテント（CR110901）】

■重量：2.8Kg

■室内寸法：幅200cm×奥行き120cm×高さ100cm

■前室寸法：幅200cm×奥行き30cmの三角形が1室

■収納寸法：径14cm×長さ38cmの円柱状

■特徴：

・~~すごく安いです!!~~（2011/1/27現在）
（2011/02/09追記：セール終わっちゃいました... 残念です～）

・安いわりにガイドロープが付いているので頑丈に設置できます。

・3Kgを下回る重量で、運搬の負担が少ないです。

・防滴性能は対水圧1,000mmでまあまあ高いです。

■問題点：

・室内が狭く、前室及び出入り口は1個しかありません。

・インナーテントの側面がメッシュ状になっていて閉じる事ができません。従い冬季はちょっと無理。春・秋でも夜間の低温を考慮した寝具装備が必要です。

■参考URL：

・メーカー製品紹介→ココ

・ユーザーレビュー→ココ
※2014/03/31追記：Amazonでの取扱いが無くなってしまいました泣...
いつかはココで販売再開するのでしょうか。

<<筆者の意見>>

・何といってもこのテントの良さは価格と可搬性にあると思います。畳んだ時の軽さと重さは低価格テントの中でも一番かも。~~まあ価格は現在セール中なので安いのですが...~~ （2011/02/09追記：セールが終わってしまい、価格が3,980円→8,800円前後に戻ってしまいました。でも安い部類ですね。）

・天井が低く床面積もやや小さいので、子供と2名で寝るのにギリギリです。

・インナーテントの側面はメッシュ固定なのでスカスカで通気性が良いのですが.... これって夏季限定と考えた方が良いですよね。

・「今度の夏に、試しに自転車ツーリングキャンプやってみようかナー」と思っている方にはお薦めかもしれません。また、親子2名ではなく1名で使うなら広さも充分と思います。

【DOPPELGANGER（ドッペルギャンガー）ドームテントDCT01】

■重量：3.2Kg

■室内寸法：幅150～80cm×奥行き220cm×高さ103～80cm

（床形状は台形、寸法は予想です）

■前室寸法：幅150cm×奥行き90cmの台形が1室

■収納寸法：径17cm×長さ53cmの円柱状

■特徴：

・フライが自立してインナーテントを吊り下げる方式で、雨天設置/撤収にとても便利です!! もちろんガイドロープも備えています。

・結構広い前室で使い勝手がとても良さそうです。ミニテーブル置いても充分余裕がありそうです。

・防滴性能は対水圧3,000mmと充分なスペック!!

・独特の形状で、かなりキャラ立ちできます。

・後方に小さい窓があって、前室側ともに開放／メッシュ／クローズが選べます。

■問題点：

・室内は矩形ではなく、奥に行くほど狭く低くなっています。矩形のテントマットが綺麗に敷けませんし、座っていても頭が天井にあたるかもしれません。親が手前で子供が奥に座る事になりそうですね。

・インナーテント吊り下げの機構が耐久性低そうです。

■参考URL：

・メーカー製品紹介→ココ

・ユーザーレビュー→ココとかココが見やすいですね。

<<筆者の意見>>

・この価格で【フライ自立インナー吊り下げ＋対水圧3,000mmm＋広い前室＋3Kg強】というスペックに興奮します。こんな豪華仕様の前では、床が矩形でないというデメリットも消し飛んでしまいます。

・足元に行くほど狭くなるので、寝ているときに子供のシュラフと重なってしまいそうですね。まあそれほど問題にはならないと思いますが、気になる方もいらっしゃると思います。
・天頂部にベンチレーションがないため、ちょっと熱がこもるかもしれませんね。また、フライ内壁に結露が多めなテントかもしれません。通気性の面から、夜間も気温が高い場所の設置には向かない気がします。

・広い前室で色々できそうです。雨天の調理もできそうです。ココに同社のミニベロを押し込んだ写真があって「おお!!」と思いました。

・インナーテントの吊り下げ部位は自前で補強する必要がありそうです。

・収納サイズがやや長手方向に大きいのですが、自転車で運べない程ではありません。

・価格もおてごろで、「ちょっと買ってみても良いかも...」と思わせる製品です。

【Coleman (コールマン)コンパクトツーリングテントST（170T7300R）】

■重量：3.5Kg

■室内寸法：幅210cm×奥行き100cm×高さ100cm

■前室寸法：幅210～100cm×奥行き120cmの台形が1室

幅100cm×奥行き30cm程度の三角形が1室

■収納寸法：径16cm×長さ42cmの円柱状

■特徴：

・なんといっても他の低価格製品より一段格上の品質!! 信頼のColeman製品です。細かい箇所に様々な配慮が施されています。

・広い前室を備えているので、荷物は置けるしミニテーブル置けるし大変便利です。

・インナーテントは出入り口が前後2個あり、双方とも開放／メッシュ/クローズが選べ、また天頂部にもベンチレーションがあるので、気候/気温に応じて色々とセッティングできます。もちろんフライも後方を開放して出入り口に使えます。

・あちこちで見かけますが、それだけ良く売れていて使いやすい製品という事ですね。

■問題点：

・他より少しお値段高めです。品質と信頼性の高さゆえですね。

・天井が低いので、子供と2名だとやや窮屈に感じます。

・2011年にモデルチェンジしたので旧型製品となります。

■参考URL：

・メーカー製品紹介→メーカーページから削除されてます...

・ユーザーレビュー→ココとかココとかココが詳しいです。
※2014/03/31追記：これ好きだったのですが、ラインナップ変更に伴い販売終了してしまいました泣...

<<筆者の意見>>

・2011年モデル（コレ）が出たので、値段が下がり傾向です。とあるショップでは在庫品セールで9,800円で売っていました。これは安い!!

・細かい所が配慮された作りになっていて、とても使いやすそうです。安物買いの何とやらが嫌いな人はこれが良いですね。

・付属のペグがアルミ製で軽くて良いのですが、なんか短いような気がします... 問題視する方がいらっしゃらないので大丈夫なのでしょうか？
・同じ形状でも機能が劣る旧モデルがありますので、購入の際には詳細な仕様確認をお忘れなく。

【キャンパーズコレクションバックパックドームテント2 BPD-2UV(CDG）】

■重量：3.8Kg

■室内寸法：幅200cm×奥行き155cm×高さ115cm

■前室寸法：幅210～110cm×奥行き125cmの台形が1室

■収納寸法：径18cm×長さ61cmの円柱状

■特徴：

・値段のわりに室内が広く、子供と一緒でも充分なスペースです。

・結構広い前室で荷物もミニテーブルも置けます。

・インナーテントは出入り口が前1個ですが、後方にも同サイズの窓があり、双方とも開放／メッシュ/クローズが選べますので、気候/気温に応じてセッティングできます。（後方のフライも開けられるそうですが、写真が見当たりませんね。）

■問題点：
・ユーザーレポートが少ないので実態がつかめません。
・重量が3.8Kgとやや重たいです。

・フライが黒いので夏のテント内は熱くて大変？

・天頂部のベンチレーションがありません。

■参考URL：

・メーカー製品紹介→ココ

・ユーザーレビュー→ココ

<<筆者の意見>>

・ブランドと重さからか？あまり注目されませんが、広さに関してはナカナカ良いスペックで、室内も前室も親子2名で使うには充分だと思います。
・天頂部のベンチレーションが無く、黒いフライ色もあって、室内が暖かいテントになると予想されます。晩秋とか初冬、春などのヒンヤリした季節向けのテントかもしれません。
・ペグをジュラルミン品に変えれば、わずかですが軽量化が出来ると思います。1本で30g軽量化してペグだいたい13箇所分なので400g弱減らせますね。2,500円ほどかかりますが、これで3.4Kgになります!!
・収納サイズが大きいので、それに見合ったパッキングが必要です。コンパクトチェアと並べてキャリアにくくりつけてしまうのが良いかもしれません。

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(2011/01/28追記)
数値データから、各テントの居室と前室のサイズを並べてみました。まあテントの張り方で寸法とか形状が結構変わるので、あくまで目安として考えてください。

こうやって並べてみると、キャンパーズコレクションバックパックドーム2が価格のわりに広くて良いですね。これでもう少し軽くて天頂部にベンチレーションがあれば... 惜しい!!

以上5商品のご紹介でした。「ソロ利用です」「もっと予算あるよー」という方には、別の選択肢がたくさんあると思います。が、冒頭にも書きましたが、【お手軽に始めたい子連れ自転車ツーリングキャンプ用テント】って狭いターゲット層なもんで... そもそも、そのユーザー層はあるのでしょうか？

...と、そんな事を気にするフリをしつつ全く関係ない話ですが、いま頂き物などをヤフオクに出品していますので、ご興味のある方はどうぞ。現在は↓コレです。

【1】手回し式サイクリングライト
前にこの記事でご紹介した製品です。2個購入したので1個をお譲りします。
こちらのURLにてヤフオク中です。