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2010/09/01

丸沼高原オートキャンプ場(2010年夏 その2)

(2012/09/23 丸沼高原オートキャンプ場の2012年夏版をアップしました)

前回は丸沼高原オートキャンプ場の情報をお伝えしましたので、今回はそのキャンプっぷりをお伝えします。色々テーマがありましたので、テーマに沿ってお伝えします。

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【ロケーション】

いつもながら(とは言っても利用2回目ですが...)眺めの良いキャンプ場でして、電源サイト付近から離れた場所にテント張りますと、視界は全て一面の草原っていうロケを確保できます。







今年は去年よりも傾斜が少ない場所に設置できたので、夜に寝ていてズリズリすべってしまうという事がありませんでした。ロケと引換に斜面に無理やり張るってのはやめましょうね。

そうそう、夜にはゲレンデの上方から強めの風が吹きますので、テントにはしっかりガイドロープを張っておきましょう。特にタープなんて短いペグだと抜けてしまう位です。また、この風が結構冷たくて予想以上に冷え込みました。夜から朝方はTシャツの上にフリースやパーカーを重ねないと寒いくらいです。が、これこそ夏の高原キャンプの醍醐味ですね。

これ大切な話なんですが、去年はあれほど沢山あった鹿の糞と虻の大群がすっかり無くなり、より快適になりました。虻の代わりにトンボがスイスイ飛んでいて涼しげです。何で虻がいなくなったのでしょうか? 去年と今回では20日強ほど時期がずれていますが、そのせい? または鹿の糞が減ったせい?

そういえば、去年にはなかった鹿避けの柵が設置されていました。これのおかげで糞が減ったのでしょうか? まあ深夜はこの柵を越えて鹿様がテント付近まで来てましたけど... 夜中にテントから出たら「ケキョッ!!」っと大声で怒られてしまいました。


とはいえ、多少の虻がいます。特に8:00~15:00位まで蜂のような羽音でブンブン飛び回って、キャンプ機材をペタペタ味見していました。去年大量に喰われたので、今年はハッカ水を作って首筋・手首・足首にシュッシュと吹いたおかげか、今年は目立った虻害はありませんでした。効くかもハッカ水。そういえば田舎のおばあちゃんが畑仕事の時によくハッカ飴をなめていたナーなんて夫婦で話したりして。

そうそう、初日の夜は久方振りに天の川を見る事ができました。圧倒される星の数です。5分~10分に1回くらいのペースで、多分人工衛星らしきものが右からツー.. 左からツー... なんて動いてまして、時を忘れて魅入ってしまいました。星の数はam3:30頃がピークだったでしょうか? am\4:00頃には徐々に星の数が減り、白いモヤモヤも見えにくくなってしまいました。やー来た甲斐がありました。冬はもっと凄いんでしょうね。


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【焚き火台】

我が家もいよいよ焚き火台を入手です。焚き火台はローコストなコレです。いやーしかし、わかっちゃいたんですが、皆さんが焚き火台を使う理由を改めて実感しました...

今までは1,000円位のBBQコンロを使っていたんですが、まあコレでもBBQできるし焚き火もできるんですが、ちょっと低いんですよね。かといってローテーブルの上に設置するとちょっと高かったりして...  その反面、焚き火台の高さは丁度良かったです。形状が正方形なので薪を積み上げやすいし。面積が広い(購入したのは380mm四方)ので、木炭を焚きつつ横で鍋を温めるなんてのもできました。


この時に活躍したのが、SHOP99で買った小さな自立網です。太目の針金でできているので、2L位の鍋なら乗っけても大丈夫。鳥モモ1~2枚くらいの大きさならそのままジューって焼けました。


で、やっぱり夜は焚き火ですよね。テントを張っている場所から少し歩くと木々が生い茂っている場所がありまして、地面には枯れ枝がいい具合に乾いて落ちています。今回は主に白樺の枝を拾って薪にしました。白樺って清涼感のある香りがしますよね。チロチロする炎を見つめながら深夜に酒をチビチビやっていますと... いつの間にか空一面に星が輝いておりました。


実のところ、この静かな時間を楽しむのがキャンプの最高の裏メニューだと思っています。
あんまり炭火と焚き火が楽しくて、持って入った木炭6Kgと着火剤を使い果たしてしまい、2日目にコメリで木炭9Kgと着火剤(文化焚きつけ)を買う事になってしまいました。


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【ダッチオーブン】

そして、いよいよダッチオーブン。とは言っても厳密にはダッチオーブンでは無く、ダッチオーブンのように使える鍋「ストウブ ピコ・ココット ラウンド」ですが... この辺の話はこの記事で。参りました... ダッチオーブン...マジ楽しいです。嵌ります。正直、キャンプ終わってからも隔日で使って料理しています。


作った料理は、パン、鳥モモのローストチキン風、キャベツとブロックベーコンの無水鍋料理、全粒粉のパン、スコーンと5種類です。なんていうんですかね... とにかく楽しいし美味しいとしか言えません!! 圧力鍋や土鍋とは違う仕上がりなんですね。

パンはダッチオーブン料理初回っていうこともあって、火加減試しつつ焼いたんですが、少し焼きすぎながらも、外はサクサク・中はふっくらモチモチのパンが焼けました。




気持ちいい風景をゆっくり眺めつつ、パン生地の1次・2次発酵をマッタリ待つってのも良いですね。贅沢なキャンプの楽しみ方だと思いました。

全粒粉のパンは、少し焼き時間を調整して、鍋下の炭火を少なめにして焼いたので、焼き加減は万全でした。やたら鍋下に炭火を置かなくても良いのだなーと学習しました。レーズンを入れていかにも手作りパンって感じに仕上がりました。添えてあるトマトは地元のスーパーで5個200円のものです。生鮮野菜は地元で買ったほうが安くて美味しいですね。




スコーンはパンと違いそれほど膨れないので、上火を多めにして天面の焼きを調整しないといけないという事が分かりました。やってみないと身につかない事が多いですね。でもこれで大体火加減の雰囲気がつかめたような気がします。スコーンもふっくらと焼きあがりました。食事というか、ほとんどおやつみたいです。さすがにクローデットクリームは売ってなかったので、持参した蜂蜜で食べました。





他の料理は写真撮り忘れたのですが、なんつうか、肉や野菜の料理こそダッチオーブンの本領発揮だなーと思いました。ローストチキン風の料理で思ったのですが、圧力鍋や土鍋だと肉の旨みがこれほど残っておらず、なんとも旨みがあってジューシーな仕上がりになります。鉄鍋で全体から加熱して適度にスチームされるからなんでしょうか? どこかのレストランで食べた記憶のある鶏肉と野菜の味と食感でした。

こんなおいしい料理ができるので、ダッチオーブン料理はキャンプだけではもったいないですね。問題は鍋のメンテナンスの手間なのですが、ストウブ ピコ・ココット ラウンドならホーロー加工されているので軽くたわしで擦れば汚れが簡単に落とせて錆もほとんど出ません。高い買い物でしたが常用するならコレで正解だと思います。


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【五徳と耐熱手袋】

今回ダッチオーブン料理をするために購入した五徳と耐熱手袋の話です。

五徳は下記の理由で若干の見直しが必要と思いました。



■ 鍋の底面がホーローでツルツルなので、五徳表面にスパイクがないと鍋が滑る。
⇒五徳表面に金ノコでスリットを入れてすべり止めのスパイクを作る
■ 焚き火台が水平でもロストルが熱でたわんで水平を保てなくなる場合がある。
⇒ロストルを厚めの金属に変える 又は ロストル不必要かも...
■ 必ずしも鍋下に炭火を置く必要はなく鍋底周りに炭火が置ければ火力は充分。
⇒中華なべ用の五徳で充分かも。それの方が鍋の座りが格段に良い。


溶接工さん用の耐熱手袋は、素手で装着した状態で20秒から30秒程度であれば鍋の握手を持てる事が分かりましたので、これで充分でした。素手ではなく綿100%の軍手をインナーに併用すれば、さらに耐熱性が上がります。


350円位からホームセンターで売っていますので、わざわざ高いダッチオーブン用を買わなくても事足りそうですね。


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【その他 新規投入品】

そのほか、新規投入品のご紹介です。

まずは、早朝のカフェタイムをカッコ良く楽しむため(笑)、野田琺瑯のポトルを持っていきました。去年は普通の鍋でドリップカフェにお湯を注いでたのですが、なんだがドボドボ注いじゃうし... お湯がすぐに冷めちゃうし... てな問題があったのですが、ポトルならお湯を注ぎやすいお湯冷めにくいし、なんだかカッコいいし。キャンプに似合うなーと勝手に思い込んでいます。


次に荷物入れ用の大型ケースです。手持ちの透明のケースに入れて持っていたんですが、やっぱり強度的にやや不安あり中身丸見えってのも格好悪いので、そのうち頑丈なケースを買いたいなーと思いました。


ついでに、クーラーボックスもご覧のようにソフトタイプなのですが、2泊3日以上ともなるとハードタイプが欲しかったりして... ソフトタイプとハードタイプの冷却状態維持性能比較情報って、どこかにないかしらん。


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【その他 観光情報】

丸沼高原にはいくつか併設のアミューズメントがあって、一部を楽しんできました。

(1) ロープウェイ
500mほど上までロープウェイで上り、頂上で足湯に浸かりながら風景を楽しむことができます。足湯のある場所は標高2,000mで夏の昼間でも涼しい風が吹いています。宿泊申し込み時に割引券をもらえますので、利用すると良いでしょう。ロープウェイ往復で大人2名と小学生以上1名で4,000円(小学生未満は無料)です。足湯は利用料無料なので、気合入れて徒歩で上れば0円ですが...けっこうしんどいかも。

(2) サマーリュージュ
サマースキーのゲレンデに併設されたコースにて、サマーリュージュという乗り物で遊べるようになっています。スキーのリフトで上がって、リュージュに乗って下まで滑り降りるっていうアミューズメントです。ハンドルを引くとブレーキがかかる仕組みなんですが、ブレーキかけずに滑り降りると時速40Kmくらいでかっとんで崖にぶち当たるが、丘を転げ落ちてしまいます。結構スリルあり。幼稚園児は大人が同伴して楽しむ事ができます。3回のって1,200円。あ、これって営業期間は8/31までなんですね。

(3) 売店
ロープウェイやサマーリュージュを降りた所にある売店で、鮎の塩焼き販売とか、キノコ汁の無料配布なんかをしています。地元の野菜も売っていて立ち寄ってみると面白いです。


また、片品村役場方面に車で15分ほど入った所に、立ち寄り温泉の白根温泉というのがありまして、大人1名600円(前日電話予約すれば500円)で温泉を楽しめます。外湯もあって混んでいないのでゆったりできて良かったです。食材の買出しに行く途中に立ち寄ってはいかがでしょうか?

脱衣場も休憩所も綺麗に清掃してあって、ノンビリくつろぐことができます。


建物の外には足湯があって、これはダタで利用できますので、ドライバーの方が足の疲れをとるのに丁度良いかもしれませんね。浴室は撮影できなかったのでこちらをご覧下さい。



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と、いうことで、3泊4日の高原キャンプをゆっくり楽しむ事ができました。たぶん来年も丸沼高原オートキャンプ場が最有力候補なんだと思います。なんたって視界全部草原っていう爽快感が忘れられません。

そうそう、オートキャンプ場は夏休み以後9/4~10/3の土日祝日に営業しておりますので、9月末なんかに行くと星が綺麗かもしれませんね。


今回活躍したツール達等をAmazonで。五徳はコレの方が鍋の座りが良いと思います。
ストウブの鍋は正直こちらの方が安い...
   


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