製品はこんな個装箱に入っています。説明書きによると、4LEDのうち2灯は白色LEDで、もう2灯は3色LEDで自動点滅するようですね... なるほど、これでお部屋を艶やかに演出するのですね!!
では、箱から取り出してみましょう。お、安っぽいながらもキャンプギアの香りがするデザインですね。手のひらサイズですごく可愛らしい感じです。
フックは樹脂製ですがランタン自体が重くないので問題なし。電源は単4バッテリー3本で、本体底面にバッテリーのハウジングがあります。。電池の電圧を昇圧せずにそのまま使うので3本なのでしょうね、きっと。同じく本体底面にプッシュスイッチがあり、これを押すと【OFF⇒白色LED2灯⇒OFF⇒3色LED2灯点滅】を繰り返す仕掛けになっています。
では点灯させてみましょう。白色LEDは... 眩しい位ですね。結構な高輝度タイプのようです。3色LED2灯点滅は... これは... 多分、私のキャンプライフには必要のない機能のようです...
折角なので、3色LED2灯点滅モードの動画もアップしておきました... お暇な方のみご覧下さい。ペッカンペッカン賑やかです。
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さて、ここで終わってしまっては面白くないので、使わない3色LED2灯点滅モードを削除して、白色LED4灯に改造してみましょう。
100円の製品なのでそんなに複雑な回路は使っていないのでは? 多分LED素子に多色点滅機能が搭載されたものを使っているのでしょう。なのでLED素子を取り替えて回路をチョイチョイっといじれば大丈夫な筈です。
では、さっそく分解です。なんとこの製品は全部品ネジ留めで接着部分はありません。ドライバー1本で簡単に分解できました。ナイス仕様!!
基板はこんな感じです。お、安いくせにガラエポ基板ですね!! 右上と左下が白色LEDで、左上と右下が3色点滅LEDです。基板上のチップ抵抗で電流値を抑制してLEDの点灯電流を制御するという単純な回路でした。
基板につながったリード線は、それぞれ電池ケースとスイッチに繋がっています。なるほど、このスイッチは押すたびにOFF⇒回路1(赤いリード線)⇒OFF⇒回路2(白いリード線)と切り替える動きをするみたいです。
という事で、白色LED4灯点灯に改造するには下記を行えば良いわけです。
■ 3色点滅LEDを外し白色LEDに付け替える
■ 回路1と回路2を直結する
なお、回路1と回路2をショットキーダイオードで繋げば、2灯と4灯を制御できるようになるのですが、手元に適切なダイオードが無かったので断念。(普通のダイオードだと電圧降下が起きてしまい、どちらかの回路のLEDが暗いか点灯しないはず...)
では、まず白色LEDの入手から... って、この製品を2個買いすれば解決ですね!!
はい、同じ仕様の白色LEDが手に入りましたので、LEDを交換してみました。LEDは長時間加熱したり逆電流を流すと壊れますので、半田コテの当てすぎやLEDの向きに注意してください。うまくこて先を押し当てれば、ハンダ吸い取りしなくても取り外せますよ。
次に回路1と回路2を直結します。と言っても難しい作業ではなく、赤と白のリード線がハンダ付けされていた部分(ランド)をショートさせるだけです。(写真中央の所ね)
はい、これでおしまい。あとは組み立てるのみなのですが... そういえば2灯でも結構眩しかったので、グローブ部分にディフューザを入れて光を拡散させる細工をしましょう。
半透明のクリアファイルを幅30mmの帯状に切ってクルッと丸めてグローブ内に挿入すれば... ホイ完成です。この程度ならLEDは高熱を発しないので、樹脂のグローブとディフューザでOKなんですね。乳白色のクリアファイルだとより良かったかも。
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では、このランタンが如何ほどの性能なのか... 試してみる事にしましょう。評価は以前にランタンの明るさ比較記事で行った環境を使います。
まずは我が家唯一ののLEDランタン 【CAPTAIN STAG トリム LEDランタン M-5104】です。白色LED8灯ですが、なんせ古いのでLEDの輝度がそんなに高くありません。ふんふん、大体こんな明るさでしたね。いつもこのランタンで夜のテント内をほんのり照らしています。
次に100均LEDランタンの白色LED2灯ではどうでしょうか? 購入状態なのでディフューザ無しです。おお、さすが高輝度LED使用だけあって、こっちの方が明るい!! サトコちゃんの右にいるケロちゃんの顔が見えますね。
次に100均LEDランタンの白色LED4灯ディフューザ無しです。更に明るくなりましたね。あと背後のランタン上部分にあった影がなくなって全方位を照らしています。こりゃあ眩しいですね~...
最後に100均LEDランタンの白色LED4灯ディフューザありです。光の届く範囲が少し狭くなりましたが、全体的にまろやかな感じになりましたね。これは良いナー!!
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最初に評価したCAPTAIN STAGのLEDランタンでも、大型のファミリーテントの夜間照明として充分使えていたので、この100均LEDランタンの光量であれば夜間のテント内で本を読める程に照らしてくれると思います。
まあ回路が単純なのでLEDの性能出し切れていないし、単4電池3本もどれだけの時間持つか分かりませんが、1泊2日のツーリングキャンプ程度ならこれでOKかと思います。
折角作ったので、秋風吹く夜の屋外で100均LEDランタンに照らされながら焼酎のお湯割を頂いてきました。はーマッタリ。良い買い物をしました。
ハンダこて1本と半透明クリアファイルとはさみだけで簡単に改造できちゃうので、皆さんも是非お試し下さい。そうそう、ニコイチした残りの部品で3色LEDを4灯点滅させる照明が作れます(笑)ので、クリスマスの夜にでも活躍させてあげてくださいな。あとバッテリはeneloopが使い勝手が良いでしょう。
P.S
殆ど同じ事をしている方がいらっしゃいました~。やっぱり、この製品を見ると改造したくなりますよね。基板のリビジョンが若干異なるようですね。この方はちゃんとしたダイオードを使って、2灯⇔4灯を切り替えています。いいなー!!
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7 件のコメント:
はじめまして。よし♪と申します。
型番は違いますが、同じSOTOのガスランタンを使っています。(スポーツオーソリティーモデル)
自分のは、パワーブースターが付いてないモデルなので、写真で構造を見れて良かったです。
北海道在住のキャンパーなので、寒い時期になると、ドロップダウンが激しくて光量低下が結構あるんですよね。改造してみたいと思います。
いつも、お金をかけてない安物の道具ばっかりでキャンプをしてます。
お暇な時にでも、ブログを覗きに来てください。
よし♪様、コメントどうもありがとうございます。おブログさまの筆者 鈴木わるこです。はじめまして。
私も安物ばっかりでキャンプを楽んでいる一人です。安物道具を改造して使いやすくするのもキャンプの面白さですね。
よし♪様のブログはこれからも訪問させて頂きます。今後ともよろしくお願いします。
こんにちは~。
最近100均のLEDランタンを買いました。4LEDって書いてあるから安易に買ったら白は2つだけ。残りは邪魔な点滅。じゃ、4つとも白にって考えて検索してここみ来ました。
改造は無事できました。私も白しか絶対使わないので単純にON/OFF/ON/OFF・・・で使い勝手も良くなり大満足です。
OFF/2灯/OFF/4灯/OFF・・・ってできないかなぁと考えましたが私には無理みたい
問題はもう一つできたカラフルランタン。
役にたたねぇ~。
みいさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
OFF/2灯/OFF/4灯/OFFを行うには、ショットキーダイオードを回路1と2の間に入れれば良いと思います。こんど時間できたら試作してみますね。
私も余剰部品でカラフルランタン作りましたよ。活躍するのはクリスマスの時位ですね笑
初めまして、とても参考になりました。もうひとつのカラー3色灯の方ですけど身近にあった300のペットボトルのコカコーラからロゴだけはがしてはりつけました飾るにはいい感じになりました。後白もカラーもラミネートのフィルムを(使用前)をホヤ内側に入れたらいい感じに拡散してくれました。
ひろさん、こんばんわ。
なるほど、ペットボトルのラベルは気づきませんでした。お手軽で加工しやすい良い素材ですね。
ラミネートのフイルムは手元にないので試せませんが、機会があればやって見ます。
お返事ありがとうございます。
他の方のHPを見ていたらなんと最初から白色4LEDのものもあるようです。
http://oto2k.naturum.ne.jp/e1102173.html
で、このページで使っている乾電池に見覚えがあったのでちょっと遠いのであまり行かない100円SHOPへ行ったら、なんとありました。せっかくなので購入してきました。
手間無く4LEDです。
ちなみに100円SHOPはキャンドゥです。
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