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2011/03/02

パイトーチ用五徳の更なる改良

さて、シリーズ3作目になる【パイトーチストーブ用の自作五徳(ゴトク)ネタ】です。いつも深く考えずに造っているので、改良続きでいつまでたっても完成しませんね。まずはパイトーチストーブ用の自作五徳のこれまでの変遷をおさらいします。

【基本コンセプト】
■自転車ツーリングに邪魔にならない体積
■100均素材を使い安く造る
■キャンプグッズっぽい見た目(笑)

【初代】
■100均のシフォンケーキ型の上にアルミ板を削ってつくった鍋受けを載せたもの。
■トーチと鍋底の距離が近すぎて、やや過熱運用ぎみであることに気付く。
■自転車ツーリングキャンプで数回使用し、炊飯や即席ラーメン等の実績あり。


【2代目】
■初代の問題を解決し、トーチと鍋底の距離を確保したもの。
■V字の金属プレートの置き方で遠火と近火の2通りができる。


この2代目で完成かなと思っていたのですが、思わぬきっかけにより、またまた改善を行う事になりました。ココまでが前置きで、ココからが本題です。また長い話ですよ~

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以前ダイソーでこんな製品を見て買っておきました。穴の空いたステンレストレーです。パンチングメタルって結構高いので何かに使えないかと思いつつ数日経過... これを切断して板状の五徳っぽいのを作れないかな... ハタと思い試して見ました。千枚通しでケガキ線入れて折り曲げて切って、切断面の処理をして...


できました。2枚の板を固定するのはクリップでお手軽です。畳めばペッタンコ。よし、これを【3代目】と名付けましょう。

よし、それではパイトーチでお湯でも沸かしてみましょうか。いつものように400mlの水を沸かす時間を計りましょう。うん、火が鍋底に良く回ってますね。


って、あれ? 沸騰に9分21秒もかかりましたね。初代や2代目の時は7分強で沸騰したのに。寒くて水が冷たかったからでしょうか?


まあコレは置いといて、自作のパイトーチ風ストーブでも試してみましょう。これも良い感じに鍋底に火が広がっていますが...


うげ、今度は沸騰までに14分49秒もかかってしまいました。コレは何か変だ~!!


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もしや気温や水温の変化が沸騰時間に影響しているのかも? そこで2代目でやってみたところ7分58秒と過去の実績に近い時間でした。


えー? では初代でやってみましょう。7分20秒です(さすが初代は火力が強い!!)。これも過去の実績とほぼ同じ時間です。


気温とか水温は関係ありませんでした。そうなんですよ!! 五徳の形状の問題なんですよね。3代目(板が2枚のやつ)は、初代・2代目と何が違うのでしょうか?なべ底に当たる火炎は大差ないと思うのですが...

そういえば、同じくアルコールストーブのトランギア ストームクッカーという製品は、炎を囲むように風防があって、炎周辺から上方向に吹く熱気も無駄なく鍋に当てるとか... たまたまですが初代・2代目の構造が似ているんですね。原因はこれか~!?

でも、ストームクッカーみたいに殆ど鍋で上部分を覆う状態だと、酸素不足で火が消えたりしないのでしょうか?早速実験してみましょう!! 100均で購入した径2mmのアルミ線材(ハリガネ)を鍋受けにしてみたところ、パイトーチ周囲の隙間から入ってくる酸素で、ちゃんと燃焼できているようです。よし、この構造で作り直せば良さそうですね!!


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では早速作ってみましょう。冒頭の基本コンセプトどおり安い素材で考えました。鍋受けは先に使った100均のアルミ線材をラジオペンチで加工。風防部分になるシフォンケーキ型の下に置く台座は、2代目で使ったタイプレート(ホームセンターで1枚80円くらい)を2枚使って径80mmのワッカに加工しました。もちろんアルミクッカーに一式収まります。

鍋受けをシフォンケーキ型に嵌めて、タイプレートのワッカはパイトーチストーブの周りに設置します。その上にシフォンケーキ型を乗せると完成です。ちょうどシフォンケーキ型の底面に段差があって、台座がしっかり座ってズレないんですね。


ああ、なんか前よりキャンプギアっぽい外観になりましたよ。格安の材料のみで簡単に作れるので、筆者的には高得点!!


一応材料を整理しておきます。
■ 土台部分:タイプレート @80円×2枚 ホームセンターで購入
■ 風防部分:シフォンケーキ型 @105円×1個 100均ショップで購入
■ 鍋受け部分:アルミ線材(径2mm) @105円×1巻 100均ショップで購入

では念のため湯沸しのテストをしてみましょう。まずはパイトーチを熱源にして7分21秒で沸騰しました。なかなか好成績です。

ついでに自作パイトーチ風でもやってみました。結果は9分50秒でこれもマズマズの成績です。3代目を使っての実験結果14分49秒から大きく性能アップしましたね。


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いやー、五徳の形状でこんなに性能差が出るとは思ってませんでした。自作パイトーチでは火力アップのためにトーチの本数を増やそうと思っていたんですが、それでは燃費が悪くなってしまいますので、五徳の改良の方が有効かもしれませんね。

ということで4代目が完成しましたので、しばらく使って様子を見つつ、更なる改良ポイントを模索したいと思います。今回も勉強になりました。

アルミクッカーに初代+2代目+4代目を全部入れてみたらパツンパツンに入りました(笑)。4代目をベースにして2代目の鍋受けを使えば、近火・中火・遠火の3種類が使い分けられて便利ですね。炊飯の時に役立ちそうです。


本物のトランギア ストームクッカーはカッコいいですね。燃料入れて1時間以上使えるし熱量も高いし、いいな~... でも筆者は何故かパイトーチに惹かれるのでした。
   

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6 件のコメント:

mnr さんのコメント...

はじめまして。
パイトーチもどきを作ろうと企んでいる者ですが、いくつかお伺いします。
本家パイトーチの銅パイプは外径3mm程度でしょうか。それとこの部品は、本体に載っているだけでしょうか、それともきっちりハマっているのでしょうか。パイトーチの火がウィッグの吸上げのみか、タンク内の加圧もプラスされるのかを知りたいのです。
すみません、入手困難なため確かめようがないので。

旅者 さんのコメント...

こんにちは~~~

お遊びにきましたぁ^0^

「いいよ~いいわ~ これこれっ!」って。
こういう自作派が最近では少なくなって
キャンプ場でも交流の場がなくなりましたね

最近耳の聞こえる「そのメーカーのはどうなの?」とか、「いくらした?」とか・・・

当たり前のものを自慢しあってどうすんだ?
てきな・・・・・・・・(・・)


でもまあ~最近では「遊ぶ時間があっても作る時間が無い!」とか 言うし

しかしなんですわ,お金のある人は毎日商品をポチッ!ポチッ!とやってくれないと 日本が潤わないよね・・?

お金をばらまけ~~~!って言いたい

そうすれば僕の工房も少しはいいのかな?

そうそういい忘れましたがコチラこそ自作物を参考にさせていただきますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m

suzukiwaruko さんのコメント...

mnr様はじめまして。
当ブログ筆者の鈴木わるこです。コメント投稿どうもありがとうございます。

まずはご質問の回答から。
・銅パイプ径は4mmです。
・銅パイプはシリコン樹脂っぽいキャップに差し込まれています。この記事に購入直後の写真が掲載されていますのでご参考までにご覧ください。
・燃料の吸い上げは初期燃焼は吸い上げで、しばらくするとタンク内が気化アルコールで加圧され、トーチへの燃料送り込みを促進するという仕掛けっぽいです。(←私の想像をたっぷり含みますが...笑)

パイトーチ風のを作った際に、燃焼開始後30秒くらいするとタンクとトーチの隙間から火が出ますので、多分上記推測はあっているかなと思います。

また、トーチ内のウイッグは、燃料をトーチに送り込むだけではなく、トーチ内で激しく沸騰・気化したアルコールの噴出圧ばらつきを抑える機能もあるようです。ウイッグを短くすると炎がボシュボシュ暴れて、長くするとシューと安定する傾向が見られるため、そのように考えました。

なので私の試作品では、ぎゅっと密度高めでジェット孔付近まで届く長さのウイッグを使用しています。
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mnrさまのブログは、一連のパイトーチ試作の際に参考にさせて頂きました。そのmnr様からコメントもらい大変うれしく思っています。これからも楽しい記事を送り出して下さい。

suzukiwaruko さんのコメント...

旅者さま、コメントどうもありがとうございます。いつもブログ(最近は主に野天塾のほう)を楽しく拝見しております。

なんか社会があらゆるメディアを使って「買え買え」と煽っているためか、大人も子供も自分のを作るって楽しさを忘れたの?て思うことが多いです。お仕着せ物じゃなくて、自分で作った物で遊ぶのが本当に楽しいのに、皆と同じものばっかり使ってちゃつまらないですよね。そこに自分のスタイルが無いて思います。

そんな世の中で旅者さまのように、作る趣味を仕事にしちゃえる行動力を、「すげー!! 羨ましい!!」と思う鈴木わるこです。

皆が早く煽られている事に気付きますように(笑)

匿名 さんのコメント...

鈴木わるこ様。
とても丁寧に詳しく教えて頂きありがとうございます。
私は現在、トランギア(TR-B25)の密閉蓋を利用し、パイトーチもどきを作れないか「妄想」しています。
変人な私は、独自路線で攻めてみたいと思います。
また、お邪魔します。

suzukiwaruko さんのコメント...

mnr様、あれこれ妄想する時間もすごく楽しいですよね。何か成果が出ましたら是非ブログにてご紹介おねがいしますね。楽しみにしてま~す。