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2010/09/05

トリッパのレシピ(家でも作ろうダッチオーブンレシピ)

先日購入した ストウブ ピコ・ココット ラウンド で料理作るのがあんまり楽しくて、アウトドアだけじゃなく日常使うようになってしまいました。で、せっかくなので良い感じにできたレシピを【家でも作ろうダッチオーブンレシピというシリーズで紹介しちゃいますわー。なお「家でも」ではありますが、アウトドアでの作り易さも意識してます。

今回はその第1回目、「トリッパの煮込み」です。完成写真はコレ↓です。



このメニューを選んだ理由ですが、昔吉祥寺にコパンコパンというトラットリア風のお店があって、そこのトリッパが安くて美味しくて、行くと必ず注文していたんです。赤ワインにも白ワインにもビールにも良く合う素晴らしい料理だったんですが、現在コパンコパンは閉店してしまい、もう食べる事ができません。他のお店で食べるトリッパは何か違うし... 仕方ないので、その味を思い出しつつ(正直ほとんど忘れてますが...)WEBに色々あるレシピを自己流にアレンジしてみました。


ところでトリッパって何なの?という方に。トリッパとは牛の2番目の胃袋(牛は胃袋を4個持ってる!!)の事で、いっしょに香味野菜などをトマトソースで煮込んだ料理を「トリッパの煮込み」とか「トリッパ」とか呼んだりします。

ちなみに日本では牛の2番目の胃袋を「ハチノス」なんて呼んだりします。こんなんですが、正直グロいです... ハニカムっぽい表面なのでハチノスなんですね。



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この料理は大きく2個の手順にわかれてまして、【1】トリッパを柔らかく煮込む 【2】トリッパをトマトソースで旨く煮込む となっています。なので材料も手順ごとに分けて書きます。

【材料】
(1) トリッパを柔らかく煮込む
■ ハチノス 400g前後
■ ニンジン 中1本
■ たまねぎ 中1個
■ ローリエ 3枚ほど
■ お酢 50mlくらい
■ お水 たくさん

(2) トリッパをトマトソースで旨く煮込む
■ カゴメ 基本のトマトソース 1缶
■ ニンニク 8欠
■ たまねぎ 中1個
■ セロリ 小1本
■ 鷹の爪 中3本
■ 砂糖 大さじ1杯
■ 塩 少々
■ 乾燥ローズマリー 少々
■ ローリエ 3枚ほど
■ オリーブオイル 100mlくらい
■ お水 200ml



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【1】 トリッパを柔らかく煮込む


(1) トリッパの臭みを抜くためにを水に浸してお酢25mlを加えて5分ほど置いた後、流水で良~く洗います。

今回使用したのは冷凍のトリッパです。武蔵境駅北口のハナマサで買いました。WEBだと水煮したトリッパを売っているとか、お肉屋さんにオーダーするとか、色々入手方法があるようですね。

ボウルに水とお酢25ml(今回は手元にあった純米酢を使用)を入れてトリッパを浸します。そのあと流水でモミモミ洗います。水が白濁しない程度にまで4~5回水を替えて洗いました。

(2) トリッパの匂い消し香味野菜を適当な大きさに切り、残りのお酢25mlと洗ったトリッパを香味野菜と一緒に鍋に放り込みます。

(3) 水を鍋に入れて火にかけます。鍋蓋から湯気が出てきたら弱火にして1時間30分煮込みます。煮ている最中、トリッパが浮いてきてしまうので、瀬戸物の小皿などをトリッパの上に乗せておくと良いでしょう。30分毎にトリッパを天地返しして全体を煮るようにして下さい。

(4)  トリッパをボウルに取り軽く水洗いしてください。一緒に煮た香味野菜と煮汁は破棄します。香味野菜を食べてみたら、すんごく柔らかいものの味はスカスカでした...


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【2】 トリッパをトマトソースで旨く煮込む

(1) トリッパを幅7mm程度の短冊状に切りそろえます。こうするとグロさが半減しますね...

(2) トマトソースの材料を下ごしらえします。たまねぎはみじん切りに、ニンニクは半分くらいのゴロゴロ感に。鷹の爪は種を抜いて、乾燥ローズマリーは指で潰して1mm~2mm程度に粉砕して下さい。(写真は粉砕前のだった...)

(3) 鍋にオリーブオイルを全部入れ、かるく焦げ目が出るまでニンニクを炒めます。最初は強火で、ニンニクが泡立ってきたら弱火でじっくり炒めてください。こうしないとニンニクが焦げ付いてしまいますのでコレ重要です。

(4) 続いて鷹の爪と粉砕した乾燥ローズマリーを投入し、鷹の爪の香りがでるまで炒めます。弱火のままで焦げない程度に。

(5) ここにたまねぎのみじん切りを投入し、かるく飴色になるまでじっくり炒めます。焦がさないように、ここでも弱火のままで行きましょう。

(6) 短冊状のトリッパと基本のトマトソース、そしてローリエ・ワイン・水200cc・砂糖を投入します。

(7) セロリをトリッパと同じ位に切りそろえ投入します。葉っぱ部分は適当にボンボン入れちゃいましょう。

(8) 蓋をして弱火で30分煮込みます。その後に塩やハーブソルトなどで塩味を整えたあと、蓋を開けて水分を飛ばしつつ良い頃合になるまで煮詰めます。
↑30分煮た状態です       ↑こんな具合に煮詰めましょう

(9) 蓋をして30分~1時間寝かせます。ここでトリッパに味が染み込んで味が馴染みます。
(10) やっと完成!! 軽く冷やした白ワインと一緒にガツガツ食べましょう。


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けっこうイメージに近いトリッパができました~。煮込み時間がトータル2時間以上ありますので、キャンプの時にじっくり作っても良いですね。きっと夜の酒盛りに役立つ事でしょう。

煮詰めるときに、ナスとかズッキーニをサイコロ状にしていれたりアサリの剥き身を入れたりするとボリュームを増やせますね。あとセロリの量をトリッパと同じ位入れるっていうレシピもありました。うまそうな予感がしますね。

さてと...  飲むぞー喰うぞー!!



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