乗っている自転車はSPECIALIZEDのHOTROCKというブランドの20inchMTBです。まあ値段が高い部類ではない事もあって、3年であちこちガタがきています。
・錆が出ちゃっている...まあ仕方ないかなー
・フロントフォークのサスの蓋が取れちゃって雨水入り放題とか... 厳しいなーコレ
・グリップラバーぼろぼろだったり... 何でこんなになるの?
・サドルに穴あいていて雨水染みこみ... サドルだけ買い換えても良いけどなー
・BBを固定するナットが取れてベアリングが数個紛失... 製造時のトルク管理ミス?
また、前々から気になってはいたんですが、20inchタイヤでギア比F36×R14-28、クランク長が127mmという仕様なので、トップギアに入れて凄い回転数でクルクル踏んでも、それほどスピードが出ないんです。まあ安全とも言えるんですが... 皆で遠出した時に一人だけクルクル踏んでいるのも大変そうで、なんか買い替え時かなーという気持ちになってきました。
↑これの色違いです。子供用でボトルゲージ付いていたのが選択理由でした。
そもそも街乗りオンリーなのに前サス必要ないですよね... ファッション前サス?
じゃあどんな自転車が良いのか... またMTBでは他の子と同じで個性ないし、大きめのを買うなら親も町乗りに使えるようにしたいし、お金はそんなにかけたくないし、カッコよくないと本人喜ばないし... 色々いじって楽しい自転車欲しいし~(←これが親の本音)
さらには、まだミニベロなんて単語が使われてなかった頃から、「今度買うなら小径ホイールで...」と思っていたので、ついでにその思いも実現させて頂くとして... (←どんどん湧き出てくる本音)
なお、イメージしているのは、初期のBD-1やLOUS GARNEAUのミニベロです。
100,000円くらいしたと思います。お高い!! 50,000円前後で売っていたような。当時としては安い。
そんなこんなで、下記の条件でググッてみました。
・タイヤ径20inch
・アルミフレームでしっかりした構造
・12Kg未満
・サドル高さは700mmまで下げられる(長男の身長を考えて)
・ハンドルが交換できる(安い自転車でステムとハンドルが溶接されたのがある)
・フロントディレーラーが付けられるシートピラー構造を持つ
・チェーンホイールは42T以上
・メインはシマノのコンポーネント
・個性的なデザイン
・サスペンションはいらない(サスより強度と重量!!)
・折りたたみでなくてもいい(収納性より強度と重量!!)
・20,000円以下
結果、色々候補を絞って次の3車種が残りました。
【1】 ドッペルギャンガー 202
・独特のフレームデザインで個性的!! リムまで黒い
・タイヤの赤い線がカッコいいしクランクはぬめっとした3D曲線でイカス!!
・重量12.3Kgでまあまあ軽い
・LEDライト(秋葉原で1,000円前後のもの)とチェーンロック付き
・チェーンホイールは48T。まあまあいいかも
・Amazonで17,945円
気になり点...
・折りたたみの機構は必要ないなー。ここから壊れや錆が出そう...
・ハンドルステムを交換する事ができなさそう
・フロントディレーラー付けられるか?
・クランクが170mmなので、身長130cm弱の長男にはちょっと長い
【2】 ドッペルギャンガー FX05raptor
・これもカッコいいフレームとカラーリング!!
・重量12.1Kg(ワイヤーロック・LEDライト込み)で202よりも軽い
・ハンドルステムを天地逆付けすればハンドル高さを下げられそう
・LEDライト(秋葉原で1,000円前後のもの)とチェーンロック付き
・チェーンホイールは48T。まあまあいいかも
・Amazonで19,206円
気になり点...
・202と同じく折りたたみの機構は必要ないなー。
・シートを一番沈めても800mm。長男はサドルに乗ったままでは足が地面に届かず!!
・クランクが170mmなので、身長130cm弱の長男にはちょっと長い
【3】 ヴァクセン BV-207 Stra
・重量11.2Kg(おお軽いぞ!!)
・クィックハブ仕様(メンテや輪行に便利)
・チェーンホイールは52Tで高いギヤ比
・リアスプロケットが7S仕様:14-28T(子供は変速数の多さに弱い)
・Amazonで19,800円
気になり点...
・9歳の子供がギア比52T×14Tを踏み込めるだろうか...
・シートを一番沈めても750mm。長男は爪先立ちだ...
・BBが低い位置にあるので、カーブで傾けつつペダリングすると擦りそう
(反面、低重心で安定しているというメリットもあるのだが)
・クランクが170mmなので、身長130cm弱の長男にはちょっと長い
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これらを比較してみると、ドッペルギャンガー202は他の2車種に比べ、BBの位置(赤い線)がだいぶ高いところにありますね。他2車種(FX05raptorとBV-207Stra)のBB位置はほぼ同じ高さ(青い線)のようです。そうなると、体が大きくなると202では窮屈なペダリングになってしまいそうですね。
横並びの写真で気づくのがトップチューブ(乗った時に胸の下に来るフレームの部分)の高さの違いです。男はあまり関係ないのですが、女性がスカートで乗るときに足を後ろに蹴り上げるより前からまたぐ方が良いので、トップチューブが低い方が好まれたりします。ミキストなんてジャンルがありましたね。我が家ではこの自転車を奥さんが乗るかもしれないので、トップチューブが低いFX05raptorが良いですね。
フロントフォークは、202が弱いカーブのデザインで、他2車種はほぼストレートです。タイヤどれもタイヤが太い(ドッペルギャンガーが両車とも1.5inch、ヴァクセンが1.75inch)ので、そこでクッション性を持たせることができますが、やはりフロントフォークのしなりで衝撃を吸収したいものです。また、そんなにクィックな操縦性も必要ないとは思いますので、ストレートフォークの必要性がわからないです。デザイン性?
ギア比は、ドッペルギャンガーが両車ともに6Sで48T×14-28Tで、ヴァクセンは7Sで52T×14-28Tです。20inchの48T×14Tってどんな感じなんでしょう?このサイトでタイヤ長とギア比の試算ができるので試してみました。ノンビリ街乗り20km/hとして48T×14Tだと60rpm(分単位のペダル回転数)です。
・700C×23のタイヤを付けたロードレーサーで考えると...
ギア比52T×11Tで35rpm付近
ギア比42T×11Tで41rpm付近
ギア比52T×19Tで60rpm付近 ←この辺
ギア比42T×16Tで60rpm付近 ←この辺
・26×1.25のタイヤを付けたMTBで考えると...
ギア比48T×12Tで42rpm付近
ギア比36T×12Tで59rpm付近 ←この辺
ギア比48T×18Tで62rpm付近 ←この辺
なるほど、MTBでいうとフロントギアを外側にして、リアギアを真ん中にした位の漕ぎっぷりでした。せめてMTBくらいの漕ぎ心地にしたいので、子供が小さいときは良いのですが、中学生くらいになる頃にはチェーンホイールの52T化が必要かもしれませんね。なので確認ポイントはBBの仕様なのですが、ドッペルギャンガーはAXLE Nut Type 3N(下の写真みたいなやつ)、ヴァクセンは不明ですが低価格パーツを使っている事から同仕様と思われます。これなら手持ちのSUGINOやSHIMANOのが使えるので大丈夫。
フレーム剛性は乗ってみないと分からないのですが、フレームのチューブ本数や構成から考えると、BV-207Straが良さそうです。反面、FX05raptorはフレームの折りたたみ部分に力がかかりそうだし、ねじれ・たわみがないのか心配です。あ、思い出しましたが、GIANTのESCAPE-Miniという自転車が似たようなフレームでした。大丈夫なのかな... FX05raptorの試乗ってできなのかしらん...
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こんな感じで比較してゆくと、下記の判断になりそうでした。
・202は残念ながら落選
・スマートなデザインを選ぶならF05raptor(もれなく折りたたみ機能付き)
・クィックハブを選ぶならBV-207Stra(もれなくチェーンホイール52T付き)
・BV-207StraはBB仕様を要確認
・長男の足は届くのか?
気持ちはFX05raptorに傾きかけですが... おっと、使用する子供本人の希望も聞かねば!! 自分の買い物みたいになっちゃいました。危ない危ない~
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おまけ:知らなくても全然生活に困らない自転車用語の解説コーナー
【BB(ボトムブラケット)】
ペダルの中心軸あたりの部位・部品の事
構造や寸法で仕様さまざまです。
【クランク】
ペダルの棒のところ。素材や長さなど種類さまざまです。
【チェーンホイール】
ペダル側の歯車(ギア)
【ディレーラー】
変速機。チェーンをずらして別のギアに噛ませる部品。
前用(フロント)と後ろ(リア)用があります。
【フロントフォーク】
前輪を支える棒・腕。通常自転車では2本で支えます。
フロントフォークもしなって路面からの振動を吸収します。
【ハンドルステム/ステム】
ハンドルの棒を取り付ける部品。
ハンドルを支えているETの首から顔みたいな形状のところです。
【52T,42T,12T...】
ギアの歯数。52Tは一枚のギア円盤に歯が52個ついているという意味です。
【MTB】
マウンテンバイク
【ロードレーサー】
タイヤが細っそくって荷台が全然なくて不便そうな自転車。
【小径ホイール自転車】
20inchくらいまでのタイヤを使った自転車
ちなみに、ママチャリは24~27inch、MTBは26inchあたりがメジャーです。
【ミニベロ】
BMX車を除く小径ホイール自転車の別称です。
【クィックハブ/クイックレリーズハブ】
レバーを倒すだけで、ホイールを固定/取り外しできる仕掛けです。
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