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2011/02/09

ワイヤレスキーボード SKB-WL09 の修理

ワイヤレスキーボード/マウスですが、最近かなり品種が増えて楽しくなってきましたね。筆者もこのジャンルの製品が出始めた頃から使っており、現在は2台目のSKB-WL09SETW(サンワサプライ)↓コレを愛用しています。


が... しかし、2ヶ月ほど前から奇妙な現象が出始めていて、特定の5キー【u,i,o,p,w】だけが入力できないようになってしまったのです。変ですよね... キー配置的に見ますと、【w】だけ位置が離れているし...

家族の中で丁度このキーをパスワードに使っているのが数人いて、スクリーンキーボード(画面に表示されたキーボードをマウスでクリクリ叩く)では手間かかるっていうんで、直すことにしました。

で、まずネジ外すんですが、さすが(?)サンワサプライブランドだけあって、ヘックスローブ(トルクスネジ:六芒星の形しているやつ)で、しかもT8とT6の2サイズを使っているんです。たまたま手元に該当サイズのレンチがあって良かった!!


裏側の7箇所(上3箇所はT8、下4箇所はT6で左右端はラバーゴムの裏に隠れています)を外すと、表側のベゼル...というか上面ケースを取り外せます。


で、怪しい箇所を調べるのですが...
キー基板と回路基板の接続部分(フレキケーブルと基板接点)は問題なし。回路基板も外観上問題なし。


キースイッチも問題なし。キーの接点回路も問題なし。(まあ微細な埃汚れありますが...)


何気に動作確認してみたら、あれ?全部のキーがちゃんと入力できてるよ~
で、色々といじっていたら発見しました。なんかこの赤矢印部分をギューと押し下げると、例の現象が発生します。再現性100%ナリ!!


どこかショートしているのかと思いあちこち紙を挟んで絶縁してみたものの、ショート箇所を特定できず。どうやらショートはキーボード基板の中(メンブレン内:シート状の回路)がたわむ事で起きているようです。

キー基板は金属板と樹脂を数箇所で溶着した隙間にサンドされており、残念ながら取り外す事が出来ません。仕方がないので、該当箇所の下に紙を数回折り曲げて作ったスペーサーをテープで固定して、キー基板のたわみが発生しないよう対策しました。


物凄い対処療法ですが一応コレでも効果は抜群でして、見事に現象の発生を抑えることが出来ました。良かったです!!

せっかく回路基板が見れたので、送信アンテナ部分の回路をメモしておきます。こんなアルファベットのFみたいなパターンで2.4GHzの電波を発信するアンテナになるんですね。まったくアンテナは不思議がいっぱいです!!


「同じ症状で困っている人は殆どいないだろうな~」と思いながらも、もしかしたら何処かの誰かに役に立つ時が来るかもしれないと願いつつ... この記事おしまいです。


あれ、このワイヤレスキーボード+マウスセットって、普通に2,980円位で買ったような記憶があるんですが... なんかすごく値上がりしていますね。あれれ記憶違い? あと最近増えてきたいたずら防止ネジ対応でヘックスローブレンチは如何でしょうか?いざと言うときに便利です。HDD破棄する際にバラして物理破壊したい時とか...
  

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