しんみり雪降る夜に、ボーっと眺めるアルコールストーブ

先の大震災を境に世界が一変してしまったかのような気持ちになり、何一つ心落ち着けて取り組めない日々が続いております。気がつくと既に11日が経過してしまったのですが、ご存知のように状況は治まる気配がなく不安は募るばかりですね。

そんなとき急に雪が降り始めました。3月下旬の降雪なんて珍しいですね。しんみり降る雪をなんとなく眺めつつ、そしてなんとなく炎を見つつ、芋焼酎のお湯割でも飲みたいなーという気分になって、これを作りました。

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最近は「缶を見たらアルコールストーブと思え」位に、頭がアルコールストーブの事で一杯です。近所のスーパーの端っこにチョコッと売っていたコレも例外なく...

懐かしいですね。サクマドロップの四角缶です。


もちろんパイトーチ風に作るのですが、今回のはしんみり鑑賞用なので小さい炎を静かに長時間燃やす感じにしたいです。なので1トーチで径3mmの銅パイプを使い、タンク内のアルコールが殆ど加熱されない（トーチで加熱するよりタンク空冷で冷える力が強い）ようにしてみました。

こんな感じです。なんか地味かわいい。このまま着火すると15mm位の小さい炎2本が小さく燃えるのですが、アルコールのみだと青白くて炎に変化がないので、トーチに竹の割り箸を挟んで赤く揺らめく炎にしました。


パイトーチっぽく「プシュー」と小さく噴射音がします。いいですね、しんみり眺められます。これで一杯やったところで、以前からこの方やこの方に感化されて紐芯のランプもやってみたいなーと思い用意していた木綿のロープ（1mで60円）があったのを思い出し...


こんな工作もしてみましたよ。理屈とか全然考えずに勢いで作ったのですが...


これもしんみり鑑賞できる良い炎です。親指位の大きさでして、小さくパチパチと燃焼音がしたりして、ゆっくり静かに楽しめました。


こんな工作しているうちに雪はやんでしまいました。飲酒のせいかもしれませんがなんとなく元気が出てきましたので、勢いでしんみり系炎の代表者ロウソクランタンにもご参加願いましたが、やや火遊びっぽくなってしまい不謹慎なので、今日はこの辺でおしまいにしておきます。

【せっかく作ったのでメモメモ】
・予想通り下記条件により、トーチからのジェット噴射は小さくておとなしい燃焼になりました。
■ トーチの足が長くて燃焼熱がタンク内のアルコールに伝わりにい
■ タンク容積が大きくて冷却性が高いため、気化アルコールによるタンク内圧力上昇が弱い

・タンクの容量は200mlですが、アルコールをギリギリまでいれると何か危ないので180ml程度が満タンです。10mlくらいで20分～30分ほど燃えるので、満タンで使ったら5～6時間くらい燃えてるんじゃなかろうか...

・たぶん、2トーチにして、もっと太いトーチ（径4mm）にすれば、もっと炎の勢いは増したのでしょう。今後大きめのタンクを使ったパイトーチ風を作る際の目安になりました。

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amazonで検索したら... なんかパイトーチ魂を揺さぶる缶が見つかってしまいました。今回使ったのは左のですが、中央のは少し背が低くて安定してそうです。あれ、サクマドロップとサクマ式ドロップって別の会社だったんですね、へー!!
   

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