まず、このテントの特徴です。LOGOSの製品説明ページに詳しく説明がありますが、ざっと書くとこんな感じです。
- スクリーンタープ+居室のツードーム構成
- スクリーンタープはオープンorメッシュorクローズを選択できる
- 居室は天部と床部にベンチレーションがあり通気性が良い
- 居室に2箇所の出入り口を設置できる
- スクリーンタープ・居室とも天井高さ最大1,900mm弱あって広く感じる
- 居室の寸法は、幅2,700mm×奥行き2,700mm×高さ1,900mm弱
- スクリーンタープの寸法は、幅2,700mm×奥行き2,100mm×高さ1,900mm弱
- 収納時寸法は長さ700mm×奥行290mm×高さ290mmで専用キャリングケース付き
- よもぎ色っぽい独特のフライカラーが個性的
- ガイドロープは目立つオレンジ色で見易い
- ポール素材はグラスファイバー製で太めで丈夫
- フライ対水圧1,500mm、フロア対水圧3,000mm
- スクリーンタープ部はフルフライではない
- 付属品のペグは棒ペグ、ハンマーは安ハンマーで低グレード
- ペグ・ポール含め一式で12Kgくらい
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ではまず組み立て風景からご紹介します... って調べたらLOGOSのオフィシャルで組み立ての動画がアップされていましたね。
方式は、よくあるインナーテントにポールを通して立ち上げた後にフライを被せるというものです。なので雨天での設置・撤収ではインナーテントの濡れを覚悟しないといけません。
では、我が家のインナーテント組み立て風景です。一人で組み立てるのはちょっと難しいのですが、2名いれば大丈夫です。超初心者の私と妻の2名でもぶっつけ本番でなんとか設営できましたので、そんなに難しくありません。
天井にあるジッパーをテント内から開けて、天井部梁の役目を担う灰色のポールにインナーテントのフックを2箇所引っ掛けるのですが、身長169cmの私が背伸びしてギリギリ届くらいなので、身長の低い方が行うには踏み台が必要になります。
上の写真はスクリーンタープ部をクローズした状態ですが。オープンにすると下のようになります。正面は【ハの字】に開きますが、両サイドは全開する事ができます。
次にフライを被せますと... そしてガイドロープを張って完成です。 フライを被せると、スクリーンタープ部の両サイドが結構隠れてしまうのが残念...
雨天ではスクリーンタープ部をクローズにして雨を防ぎます。写真のようにスクリーンタープ部は一部しかフライが被さっておらず浸水が心配です。去年この状態で4~5時間ほど豪雨に晒されたのですが、スクリーンタープ部のテント地にやや水が浸みる程度で、水が垂れてくるような事にはなりませんでした。定期的に撥水処理していれば大丈夫そうですね。なおフライ部分の耐水性はバッチリです。
次に、細かい箇所を説明してゆきます。
まずはガイドロープですが、購入時からフライに結びついています。このまま畳めますので、ガイドロープはフライに付けたままで運用しています。ガイドロープが取り付けられたフライの裏側にあるマジックテープをポールに固定する事で、ポールとフライをガイドロープで引っ張る仕掛けになっています。
ベンチレーターは居室部左右に1個づつあって、中に仕込んだ支柱で広げる事ができます。テント内はベンチレータ下に通気窓があって、メッシュorクローズを選ぶ事ができます。
居室の足元にも三角形の通気窓があって、メッシュorクローズを選べます。寝ている時に結構ここから涼しい空気が入ってきます。
居室の出入り口はスクリーンタープ側と、その反対側に2箇所あります。どちらもオープンorメッシュorクローズが選択できるので、気候・状況に応じて色々なバリエーションが作れます。朝日を取り込んだり、西日を避けたり、全開にして風を通したり...
スクリーンタープとは反対側の出口はフライで前室ができるので、靴や小さい荷物などを置くスペースが作れます。
スクリーンタープ・居室ともに天井にループがあって、ナスカン等でランタンをぶら下げる事ができます。天井が結構高いので、部屋全体を明るくするなら結構パワーのあるランタンが必要です。写真のような小さいLEDランタンだとボヤーっと明るくなる程度です。
↑スクリーンタープの天井 ↑居室の天井スクリーンタープ部の広さは2,700mm×2,100mmですが、ドーム型なので壁が上方にしぼんでゆくため、もう少し狭い感覚です。1,000mm四方のテーブルと標準サイズのチェア4脚程度なら設置できる程度の広さです。
居室は2,700m×2,700mmの床面積で、スクリーンタープより広めです。大人2名+子供2名+着替え荷物+畳んだシュラフ4人分でも広々使えました。大人4名ぐらいまでなら大丈夫かな... という感じでしょうか。
写真撮り忘れましたが、居室内に200mm×200mmくらいのポケットが2個あって、電子機器とか懐中電灯とかシュラフの袋とかを入れておくのに便利です。
ロケと天候にもよりますが、フライとインナーテントの色合いがなかなか綺麗だったり、スクリーンタープを通して見える風景が絵画みたいだったり、涼しい風が吹き込んで居心地よかったりして、テント内も結構快適です。
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ところで、何でこのテントを選んだか?っていう理由をメモしておきます。
- 子供が虫やや苦手なので念のためスクリーンタープが欲しかった。(去年の丸沼高原では虻が大量に押し寄せる時間帯があったので、とても役立ちました)
- 通気性の良いテントが欲しかった
- ファミリーテントとスクリーンタープを別々に買うより安かった
- 多くのBlogに「最近はColemanばっかり見るなー」的な事がよく書いてあったので、Coleman以外のメーカーにしたかった
- 色と形が個性的だった
- すぐ欲しかったのでAmazonで当日配送のものを...
何回か使ってみて、上記理由はだいたい満足できてます。特に色と形が個性的なので、遠くから見ても目立っているのが良い(笑)かも。個性を主張したい方にお薦めかも。
実のところ2ドームである必要はあまりないように思います。2ドームのメリットは、設営・撤収時の手間が少ないという事と、外観的にまとまりが良いってう位でしょうか。デメリットはレイアウトの柔軟性が失われる事と、テント・スクリーンタープのみの買い替えができないという事ですね。
なお、居室とスクリーンタープが連結しているというメリットは大きいと思います。雨天でも服を濡らさずにに色々行動できますし、スクリーンタープ部を出入り口にしておけば、うっかり虫が入っても居室にまで入り込む事が殆どないし。そうそう、作り置きの料理や食材・生ゴミをスクリーンタープ内に退避させて、野生動物(キャンプ場で生活している野良ネコ達も...)から守れるっていう利点もありますね。ファミキャンするならきっと2ドームや連結型のファミリーテントが良いのだと思います。
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以上、LOGOSツードームテント ドゥーブル500FR-I-Zのご紹介でした。
参考までに、Amazonで20,000円前後で手に入るスクリーンタープ連結型をご紹介しておきます。AlpineDesignのやつ、ちょっと惹かれますね!! 個性的って意味でも。なおスクリーンタープをフルクローズできないものもあるので、用途に合わせてご検討下さい。
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